【完】天使を射止めよ、男達!!〜加筆修正中〜
羅々はブツブツと、
「絶対ナンパされてやる。くそっ…アラタなんてタラシだ。復讐。復讐。復讐………」
呪いの呪文を唱えている。
般若の形相であります。
怖いであります。
私は口を慎むことにした。
「さぁ、す〜ちゃん?ナンパされるわよ?」
ナンパされる…って何。
「あたし達なら、プールであはは、うふふとはしゃいでるだけで、男なんかひゃーひゃー寄って来んのよ」
またまたそんな自信過剰な…
んであはは、うふふって…
ひゃーひゃーって…(汗)
「ねぇ…君達、今暇?」
自信過剰でも自意識過剰でもなく、いきなり声をかけられたぁああ!!
お、恐るべし…羅々パワー!!
後ろを向くと、3人の大学生くらいの男の人達が。
羅々はその声をかけてきた3人の大学生らしき人達に、
「暇ですよぉ?遊びます〜?」
にこにこ返事を返していた。
羅々…辛いんだろうなぁ。
空元気だし…。あれは完璧なヤキモチだな。