【完】天使を射止めよ、男達!!〜加筆修正中〜
私達がアラタ達のところに戻ると、未だに女達に囲まれていた。
アラタ達は私達に気付いているけど、私達は気付いていないフリをしている。
こっちに来たいみたいだけど…女達が邪魔で来れないようだ。
私達はその近くで、フラフラしている。
…そして、計画が始まった。
「ねぇ、君たち。今から俺達とデートしねぇ?」
珠輝が大声で声をかけてくる。
そこに羅々が笑顔で振り返り、
「いいよ〜!行こぉ〜っ♪」
大声で返事をし、腕を組む。
私がチラリとアラタを見ると、すごく傷付いた顔をしていた。
羅々はそんなことお構い無しといった様子で、珠輝といちゃついている。
アラタ…。大事な彼女なんでしょ?
私がこんなこと言うのもおかしいけど、あんなに仲良かったのに。
脆すぎでしょ。
アラタ…羅々が大好きでしょ?
羅々は珠輝とともに、遠くに行ってしまった。
羅々も羅々だよ。
やすやすと復讐なんて言っちゃってさ、本当はそんなことしたくないくせに。
素直じゃないな…
本当…世話のやける人達だ。