【完】天使を射止めよ、男達!!〜加筆修正中〜
私は大きく息を吸い、
「あらたぁああああっ!!いい加減うじうじすんの直しなっ!!」
大股でズンズンとアラタに近づき、胸倉を掴んだ。
それを見た女どもは、
「はぁ〜?なに、コイツ」
「ちょっと可愛いからって何様?」
「つか超ヒステリックすぎ〜」
怪訝な顔をしたり、ゲラゲラと呑気に笑ったりしている。
イラッ
「……………めぇら」
「はぁ〜?聞こえないんすけど〜」
馬鹿じゃ〜ん?という耳障りな声が聞こえる。
「てめぇら…いい加減にしろ!何様?ザケんな。てめぇらこそ何様だ。だいたい…ケバい化粧して、髪も染めて、似合ってねぇのにも気付かねぇなんて、それこそアホだ。しかも常識を考えられねぇのか。コイツらは連れがいるっつっただろ。てめぇらが虫みたいに湧くから、邪魔くせぇんだよ。しかも、ヒステリック過ぎ?あたりめ〜だろ。親友の彼氏無理矢理引き止めといて、てめぇらこそ…私に喧嘩売るなんて、馬鹿なんじゃねぇの?」
最後に…ふんっと冷たく鼻で笑った。
サーッと女どもの顔が青ざめていく。
「なっなんであたしらが、そんな風に言われないといけないわけ!?」
「黙れっつってんだろ。私はこの弱虫野郎に用があんだよ」
女どもは私の睨みにビクッとして、大人しくなった。