【完】天使を射止めよ、男達!!〜加筆修正中〜

【アラタSide】

羅々…羅々……羅々っ!!

クソッ!!
すぐ…羅々のところに行けばよかった。
あんな女どもに…気ー遣わなくてよかったんだ。

マジ…俺…ありえねぇ。

…でも、大事な女ぐらい取り返してみせる。

「羅々ぁあああーーー!!」

数メートル先にいる羅々の背中に向かって、俺は大声を出した。

羅々は冷たい顔で振り返る。

「何?」

こんな顔させてんなよ、俺。
俺は…本物の馬鹿野郎だ。

「ごめん。俺が…羅々の気持ち考えてやればよかったのに。女に怒るのは苦手だからって…腕組まれてそのままにして…彼女いるから、って言えばよかった。俺は馬鹿だから…考えもつかなくて。でも、羅々…俺には羅々が必要だ。もし、羅々の気持ちがそいつにいったなら、俺は潔く諦める。でも………好きだ」

俺は、普段じゃ想像もつかないような言葉…ただ、伝えたいことを言った。

お願いだ、羅々。
俺んとこに…戻って来てくれ…

大好きなんだよ…誰よりも。



End



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