【完】天使を射止めよ、男達!!〜加筆修正中〜

「今、デート?」

わかっていながら、一応聞いてみた。

「も〜当たり前でしょ、す〜ちゃんっ!デート以外に何があるのっ!!」

案の定、羅々が鼻息を荒くしてそう言ってきたので、

「バカの調教?」

わかっているのにも関わらず、そこは至って真面目に答えた。

「あは!まぁ…それも一理あるかな♪」

ふんふん、と頷いた。

「いやいや、待て待て。俺は犬か?」

アラタが急に慌て出す。

私と羅々は顔を見合わせ、

「「……いや、犬以下でしょ」」

アラタに向かってそう言葉を吐いた。

少し間が開いた後、アラタは顎を外し、

「俺の位置って…俺の扱いって……」

ブツブツと何かを言いながら涙を流していた。

よく泣くなぁ…←(自分達の扱いせいだと、天然のおかげか気付かない)



< 277 / 460 >

この作品をシェア

pagetop