【完】天使を射止めよ、男達!!〜加筆修正中〜
「今、デート?」
わかっていながら、一応聞いてみた。
「も〜当たり前でしょ、す〜ちゃんっ!デート以外に何があるのっ!!」
案の定、羅々が鼻息を荒くしてそう言ってきたので、
「バカの調教?」
わかっているのにも関わらず、そこは至って真面目に答えた。
「あは!まぁ…それも一理あるかな♪」
ふんふん、と頷いた。
「いやいや、待て待て。俺は犬か?」
アラタが急に慌て出す。
私と羅々は顔を見合わせ、
「「……いや、犬以下でしょ」」
アラタに向かってそう言葉を吐いた。
少し間が開いた後、アラタは顎を外し、
「俺の位置って…俺の扱いって……」
ブツブツと何かを言いながら涙を流していた。
よく泣くなぁ…←(自分達の扱いせいだと、天然のおかげか気付かない)