【完】天使を射止めよ、男達!!〜加筆修正中〜
観覧車に乗り込み、上へ上がるにつれて、
「うわぁ〜た、高い…!!すごい皆小さいねー!!」
私はこの高さにはしゃいでしまう。
「高いのは好きなの?」
「うん。ゆ、揺れなきゃ…大丈夫!」
紫雲の言葉に、ちょっと照れながらも私は笑顔で頷く。
「(て…照れる…)」
ちらっと見た紫雲は、何故か頭をかいていた。
「あの…さ…えっと…昴は…誰が、大事?」
架唏琉と同じようなことを聞くなぁ。
「誰…が?皆、大事だよ。私には勿体ないくらいにね。皆がいなかったら、私がこんなに笑える日が来ることなんてなかったと思うし…」
私が眉を下げてそう言うと、紫雲は首を横に振った。