【完】天使を射止めよ、男達!!〜加筆修正中〜
ついに当日。
すでに皆、調理に取り掛かっている。
「ん〜…あ、これ油だよね」
「それみりん」
「あっそうそう、キャベツ〜♪」
「それレタス」
「さいばし〜」
「すりこぎ」
「んもうっす〜ちゃん!さっきからあたしのやってることに、いちいち口出さないでよっ!!」
私が羅々のやることなすことのミスを的確に指摘すると、頬を膨らませ怒り出す羅々。
だって全部間違えてるんだもん。
「「「「「(危ぇ。…昴がいなきゃ羅々様は、この世にない未知のものをつくる…。…当然のことだが、昴が注意したところ全てマジミスだし)」」」」」
皆は羅々を恐れ、昴に歯止めを託した。
…しかし。
「わかった。もう口出さない。私は自分のやる」
自分のに集中しよう。
羅々が何をつくり出そうと私にはもう手に負えそうもない。
「「「「「(ギョェエエエエッ!!)」」」」」
皆はその衝撃の言葉を聞き、白目をむいた。