【完】天使を射止めよ、男達!!〜加筆修正中〜
「さぁさぁ、あたしのも食〜べてっ!」
羅々はアラタに料理を差し出す。
「これは…なんなんだ?」
辰志は羅々の料理を見て、私にこっそりと囁く。
「えっと…『食べるとピコーンッと天国に行く、ハート型幸せハンバーグキャベツ添え』…らしいよ」
私がそう言うと、辰志は青白くなり冷や汗をかき出す。
「あれ…食えんの?」
そして、震える声でこう問う。
「多分、食えない有害物質」
私の真面目な解答に、さらに青ざめ…冷や汗が増した。
アラタもアラタで、色んな葛藤があるようだ。
きっと今、死ぬための覚悟をしているんだろう。
あのー…あれあれ、『思い出が走馬灯のように駆け巡る』ってやつ?