【完】天使を射止めよ、男達!!〜加筆修正中〜
「す〜ちゃんっ!隠してないではーやーくーっ!!」
ぐいぐいっと腕を引っ張られる。
「ちょっちょちょっ!!羅々〜やめてよ…」
タオルを剥がさないで~(泣)
「もぉ~!女の子同士なんだし、そんな隠さなくても~…」
とか言いながらニヤつく羅々に、寒気がします。
「わっわかったよ」
もぉどーにでもなれ!
タオルをとると、上から下までじっと羅々に見つめられる。
うぅ…(泣)
「ほっほー…これは…」
「何そのエロ親父的発言はっ!!」
「いやいや~…」
ニヤリと目を三日月型にする羅々が怖い。
「まぁ、男どもが発狂するわね〜これは♪」
は、発狂??
意味は、確か…気が狂うこと。精神に異常を来すこと。
だよね…?
だ、大丈夫かな?皆…狂うんだよね…?
不安げな顔をする私に、
「す〜ちゃんっいちいちあたしの発言を気にするなっ!おっんせ~ん!!」
たたたたっと走って、ジャッパーンッと水しぶきをたてて羅々が温泉に飛び込んだ。