【完】天使を射止めよ、男達!!〜加筆修正中〜

「「つっつめたっ!!」」

羅々が入ったのは、水風呂だったようで…。
後を追っていた私にも水しぶきが飛んできた。

「うっわぁ…普通、冬なのにないでしょ…」

「そ…だよ…やば…い…がくがく…する…」

羅々が凍死しちゃうよっ!!(泣)

「羅々!!ほらコッチ!!あったかいほうっ!!」

私は羅々を、熱い温泉に誘導した。

「「ふぅー…」」

なんなんだ。
温泉旅行初回からの、このハプニングは。
でもやっぱり、あたたかいなぁ~気持ちいい…♪

「それにしても、雪がすごいよね…ここ」

「うん…」

周りを見渡しても湯気と雪が一体化して、もはや景色すらない。

「景色…ないよね」

「う…うん…」

少し私達の間に、冷たい空気が流れた気がした。

「とっところでさ?」

「へ?」

「さっき、紫雲と何やってたの?」

さっき?
何やってた?



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