【完】天使を射止めよ、男達!!〜加筆修正中〜
リビングに着くと、神田がいつものようにドアを開けた。
するといきなり、父様が私の元にやって来て、
「おっはよー昴。急なんだけど、今から話があるんだ…いい?」
眉を下げながらそう言った。
父は、
桜木 美弛琉(サクラギ ミチル)
こちらも美形らしく、40前半には見えない…と思う。
童顔なのかも。
「おはようございます。分かりました」
私はテーブルを挟んで、父様の前に座った。
「朝から言ってごめんねー?…高校を、変えて貰いたいんだよね」
え、えぇ……(汗)
「えっ何処ですか?というか、とっくに聖薔薇のテスト受け終わりましたけど」
聖マリア野薔薇学院
(セイマリアノバラガクイン)
私が幼い頃から通っているお嬢様学校。
エスカレーター式なので、幼稚園から大学まである。
略して聖薔薇。
「あぁ、それは大丈夫。昴は今からでも、何処にでも普通に受け入れられるし(笑)」
何が嬉しいのか分からないが、ニコニコと笑っている。
人事だと思って…(怒)
「は…はぁ。で、何処です?もしかして何か企んでるんですか?」
因みに言うと、私はアメリカの有名な難関大学を飛び級で卒業した。
それは1年間だけ。中1から中2まで留学していたということになります。
だけど、高校は日本のに行きたかったから、向こうの大学卒業したけど行くんです。
とりあえず、話を戻して…
正直、怪しすぎる。
私はそう思い、父様を睨んだ。