【完】天使を射止めよ、男達!!〜加筆修正中〜
「……――ちゃん?す〜ちゃんってばっ!!」
はっ…!!考え事してたら、ボーッとしちゃったよ。
「ご、ごめん。考え事してた…」
「もぉ〜…そんなことだろうと思ったぁ〜!!行くよ〜?」
羅々はずんずんと私を引っ張っていった。…地味に痛い。
「おばちゃんっ!!オムライスお願いしま〜す♪」
元気いいなぁ〜羅々は。
あ、ご飯だからかな(笑)
そうだ、それしかない(笑)
「そこの坊ちゃんは何にするんだい?」
……………はっ!!あぁ、私のことか。
まだ慣れてないにしても、不自然な間を空けてしまった…(汗)
「えー…っと…僕は、ビーフシチューをお願いします」
「あんた……」
え!?
突然真剣な顔で私を見つめる食堂のおばちゃん。
や、やばいっ!?ば、バレたの!?
ポッ
へ?
「美形だねぇ…うふふ。イケメンってのは、こういう子を言うんだねぇ…じゃ、オムライスにビーフシチューだね?任せなっ!!」
頬を染めた食堂のおばちゃんは、凄く饒舌だった。
ていうか…なっ何なんだ…このもどかしい気持ちは(泣)
「あ…ありがとう…ご、ございます…(汗)」
「お願いしまーっす!」
一応、お礼は言っておいた。
羅々は元気に食堂のおばちゃんに手を振っていた。