【完】天使を射止めよ、男達!!〜加筆修正中〜
無表情の弟さんがいた。
あぁ…この人が…。
紫の瞳に銀髪…それに美しい顔。
「弟の、紫雲(シウン)です。よろしく」
無口そうだけど、根は良い人みたい。紫雲か…この人が優秀なのね。
しかも、髪と瞳は名前イメージかな…?
「こんばんは。あ、確か…同い年ですよね?」
「……はい…」
「ふふっ、じゃあ敬語は要らないね。よろしく!」
私はにっこりと紫雲に微笑みかけ、握手を求めた。
紫雲は少し目を見開き、驚いたみたいだっだけど、そっと手を出し、私の手を握ってくれた。
「では、また」
私と羅々は、紫雲と橙雲さんに挨拶し終わったので、他の場所へと向かった。
他のご兄弟は、今不在らしい。
兄弟が多いんだなぁ。