師匠はコスプレ☆メイ探偵
もう、興味のある記事なんかなかったが、湯佐とまともに関わりあいたくないので、熱心に新聞を読んでいるフリをした。
それでもかまわずに遊佐はちょっかいをだしてくる。
「やっぱりか、大メシ食らいのバカ社員め」
わざわざ類のそばの椅子を引いて座ったのが音で分かる。
「だいたいお前が大卒なんてウソだろう。最終学歴に、外国の、問い合わせするのも難しいようなわけの分からない大学の名前でも書いてるんだろう」
「そうですよ。わたし、ナンターラ王国のナンターラ国立大学卒なんです。社会主義の国で、国自体は貧しいですけど、教育や福祉は充実してまして、そこで大学にいくと安上がりなんで、そこの大学を出たんです」
一瞬湯佐は黙ったが、
「ほら、やっぱり怪しい。どうせその大学を出たっていうのも学歴詐称だろう」
類は、くるりと振り返って、湯佐を見た。
それでもかまわずに遊佐はちょっかいをだしてくる。
「やっぱりか、大メシ食らいのバカ社員め」
わざわざ類のそばの椅子を引いて座ったのが音で分かる。
「だいたいお前が大卒なんてウソだろう。最終学歴に、外国の、問い合わせするのも難しいようなわけの分からない大学の名前でも書いてるんだろう」
「そうですよ。わたし、ナンターラ王国のナンターラ国立大学卒なんです。社会主義の国で、国自体は貧しいですけど、教育や福祉は充実してまして、そこで大学にいくと安上がりなんで、そこの大学を出たんです」
一瞬湯佐は黙ったが、
「ほら、やっぱり怪しい。どうせその大学を出たっていうのも学歴詐称だろう」
類は、くるりと振り返って、湯佐を見た。