師匠はコスプレ☆メイ探偵
「だいたい、キューブ君みたいな不良品ばかり開発して、回収騒ぎまで起こしているやつがのうのうと会社にいること自体おかしいんだ」
「そうですか?十年もここにいて何一つ実績がない人よりはマシですけどね」
「何を!?」
「って、何怒ってるんですか。もしかして、湯佐さん、そうなんですか?十年もここにいて給料泥棒を続けている社員だって言うんですかっ!?」
湯佐が黙った。
その一瞬の沈黙を割いて、類の携帯が震えだした。
サブディスプレイに、『師匠』の文字が横切る。
類はあわててそれを止めると、マイタイマーをポケットに突っ込んだ。
「何だ?彼氏からの呼び出しか?」
類は手早く新聞を折りたたむと、テーブルの中央に返した。
それから、真顔で湯佐の目を覗き込んで言ってやった。
「そうですか?十年もここにいて何一つ実績がない人よりはマシですけどね」
「何を!?」
「って、何怒ってるんですか。もしかして、湯佐さん、そうなんですか?十年もここにいて給料泥棒を続けている社員だって言うんですかっ!?」
湯佐が黙った。
その一瞬の沈黙を割いて、類の携帯が震えだした。
サブディスプレイに、『師匠』の文字が横切る。
類はあわててそれを止めると、マイタイマーをポケットに突っ込んだ。
「何だ?彼氏からの呼び出しか?」
類は手早く新聞を折りたたむと、テーブルの中央に返した。
それから、真顔で湯佐の目を覗き込んで言ってやった。