師匠はコスプレ☆メイ探偵
「じゃあ何ですか、さしたる確証もなしに、あたしを早退までさせて、ここに呼び出したと?」
師匠は黙った。
「それも、あたしがコレを見るメリットって何?あたしがコレを見ておいたら、館長の孫とやらはコレを盗めなくなるんですか?それに、わざわざ車で送ってこないといけないような辺鄙な場所でもないでしょう。ここなら電車で一人で充分来られますよね?」
師匠はやっぱり黙っていた。
「もしかして」
類は声を潜めた。
「コレを盗み出すのを手伝えっていうことなんですか?それなら、コレを売ったお金の分け前は一・九で。当然盗み出す私の方の取り分が九ですよ。師匠は売れるルートを探して売っぱらうだけだから、一で充分。ってことで。ね?」
師匠は、じっと喋る類を見ていたが、類が喋り終わると、
師匠は黙った。
「それも、あたしがコレを見るメリットって何?あたしがコレを見ておいたら、館長の孫とやらはコレを盗めなくなるんですか?それに、わざわざ車で送ってこないといけないような辺鄙な場所でもないでしょう。ここなら電車で一人で充分来られますよね?」
師匠はやっぱり黙っていた。
「もしかして」
類は声を潜めた。
「コレを盗み出すのを手伝えっていうことなんですか?それなら、コレを売ったお金の分け前は一・九で。当然盗み出す私の方の取り分が九ですよ。師匠は売れるルートを探して売っぱらうだけだから、一で充分。ってことで。ね?」
師匠は、じっと喋る類を見ていたが、類が喋り終わると、