師匠はコスプレ☆メイ探偵
「で、何でダイヤの持ち主にコンタクト取れたんですか?」
「わしのホームページだ。そこに書いてあるモゴーグ国の名前が検索に引っかかって、向こうから接触してきた」
リビングの方へ行こうとする師匠の前に立ちはだかり、何となく邪魔をした。
向こうにはトキがいる。
「スタールビーとスターサファイアが盗み出されたことで、不安になったらしい。ワシに護衛も依頼してきた」
「チャレンジャーな」
「何?」
「いえ、何でも」
せっかく阻んでたのに、ぐずぐずしてたのでトキの方が、こっちへ来てしまった。
「何を玄関で立ち話してるんですか?」
「ああ、今そっちへ行く」
師匠はカウンターの前に置いたスツールに、キッチンに戻ったトキと向かい会うような形で座った。