師匠はコスプレ☆メイ探偵
言って、師匠は先ほどのハンドバックから、新聞の切り抜きを取り出した。
「『エメラルドの涙、いただきにあがります。怪盗キボウ』昨日未明届いた予告状よ。
ホテルシュロスで今日夕方より行われるオークションの主催者にあてて出されたものらしいの。そのオークションに、モゴーグ国の国宝、エメラルドの涙が出展されるらしいわ。
怪盗キボウなる人物は、オークション会場に紛れ込むつもりらしいの」
「で?」
「わたくしたちも、紛れ込むわよ。エメラルドの涙を、キボウから守るのよ」
注文を聞きに来た顔なじみのウエートレスのお姉ちゃんに、類は紅茶をたのんだ。
驚いたことに、彼女は、師匠の女装に気付いてないようだった。
「『エメラルドの涙、いただきにあがります。怪盗キボウ』昨日未明届いた予告状よ。
ホテルシュロスで今日夕方より行われるオークションの主催者にあてて出されたものらしいの。そのオークションに、モゴーグ国の国宝、エメラルドの涙が出展されるらしいわ。
怪盗キボウなる人物は、オークション会場に紛れ込むつもりらしいの」
「で?」
「わたくしたちも、紛れ込むわよ。エメラルドの涙を、キボウから守るのよ」
注文を聞きに来た顔なじみのウエートレスのお姉ちゃんに、類は紅茶をたのんだ。
驚いたことに、彼女は、師匠の女装に気付いてないようだった。