師匠はコスプレ☆メイ探偵
裾は長く、背の高い類のくるぶし辺りまでスカートが垂れている。

 肩と背中を、付属の透ける素材のストールで覆ってみた。

 なんとかさまになっている。


「よし、コレにしよう」


 類は試着室のドアを開けると、傍を通りかかった店員さんに声をかけた。


「すいません。コレ、このまま着て行きたいんですけど」


 ついでに靴と鞄をみつくろってもらって、商品から丁寧に値段を取ってもらうと、その格好のまま、レジへ向かった。

 
< 257 / 357 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop