師匠はコスプレ☆メイ探偵
新たなコスプレ?
その格好ではありえないようなスピードで、トイレの数段の階段をなだれ落ち、高いヒールのせいで、コケそうになりながら走った。
師匠がここの駅で待つって言うときは、中央出口のキオスクの傍が待ち合わせの正確な場所だった。
類は息を切らせてたどり着いた。
師匠の姿が見えないので、必死で走ってきた類は師匠に殺意を覚えた。
が、ちょっと歩くと、キオスクの影になって見えなかったところに、やはり白づくめのトキと並んで立っていた。
「お待たせ」
言うと、二人はいっせいに振り返った。
師匠もスーツ姿である。
「今日のは誰ですか?」
訊くと、あまりにいつもと違う類に見とれていた師匠は、気を取り直して言った。
師匠がここの駅で待つって言うときは、中央出口のキオスクの傍が待ち合わせの正確な場所だった。
類は息を切らせてたどり着いた。
師匠の姿が見えないので、必死で走ってきた類は師匠に殺意を覚えた。
が、ちょっと歩くと、キオスクの影になって見えなかったところに、やはり白づくめのトキと並んで立っていた。
「お待たせ」
言うと、二人はいっせいに振り返った。
師匠もスーツ姿である。
「今日のは誰ですか?」
訊くと、あまりにいつもと違う類に見とれていた師匠は、気を取り直して言った。