師匠はコスプレ☆メイ探偵
「揮発性の・・・物質?」
「そうです。少しの間売られて、問題が生じ、回収騒ぎを起こした『キューブ君』というおもちゃを知っていますか?」
類は心臓を矢でえぐられたような気がした。
知ってるも何も、それの開発者ってあたしだ。
類は、苦笑いを浮かべて、だけどそのことは黙っていた。
「スタールビーを盗まれた後の安西邸に調べに行ったのですが、影山氏が自分のハンカチにスタールビーを包んで懐に入れておくように指示したのを覚えてますか?」
「覚えてる。
スタールビーはその中から忽然と姿を消したんだよね」
「そうです。
それこそ、揮発性のキューブ君を使った証拠です。
影山氏は、わざと、空気に触れて揮発しやすい形にしてそれを安西氏に持たせたんです。
案の定、影山氏が渡したハンカチを調べると、キューブ君を使った証拠が見つかりました」
「えっ?」
「そうです。少しの間売られて、問題が生じ、回収騒ぎを起こした『キューブ君』というおもちゃを知っていますか?」
類は心臓を矢でえぐられたような気がした。
知ってるも何も、それの開発者ってあたしだ。
類は、苦笑いを浮かべて、だけどそのことは黙っていた。
「スタールビーを盗まれた後の安西邸に調べに行ったのですが、影山氏が自分のハンカチにスタールビーを包んで懐に入れておくように指示したのを覚えてますか?」
「覚えてる。
スタールビーはその中から忽然と姿を消したんだよね」
「そうです。
それこそ、揮発性のキューブ君を使った証拠です。
影山氏は、わざと、空気に触れて揮発しやすい形にしてそれを安西氏に持たせたんです。
案の定、影山氏が渡したハンカチを調べると、キューブ君を使った証拠が見つかりました」
「えっ?」