師匠はコスプレ☆メイ探偵
「中田氏の宝石は?」

「同じ方法です」

「でも、中田氏の宝石のほうが、消えるのが遅かったよね?」

「中田氏は、安西氏と違って、宝石をケースに入れたまま、懐にしまっていたんですよ。

そのままだったら、キューブ君はまだ揮発してなかったかもしれない。

ところが、中田氏は、ケースが邪魔になって、そこから出して、ダイヤを何か柔らかいもので包んで懐に入れ直したらしいのです」

「だから、揮発した」

「そうです。だから、盗まれたことに気付かせてしまった」


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