師匠はコスプレ☆メイ探偵
ここは、店の中の他の席からは丸見えだったのだ。
現に、男同士で飲みにきている客の視線を、類は奪ってしまっていた。
いや、彼女を連れて飲みに来ているオトコの視線も奪ってしまったらしく、彼女との間に険悪な雰囲気を生み出してしまっている。
ガラス張りの店の視界から外れて、街灯からも少し離れたところまで、類はプラプラと歩いて見せた。
湯佐はかなり酔っ払っているらしく、上機嫌で類の後をついて来た。
「友達の結婚式でもあったのか?」
「ええ。まあそんなとこです」
言って、類は振り返った。
ショットバーからそう離れてないところなのに、人気も明りもない、寂しい場所だった。
もともと、うら寂しい場所にポツンとショットバーだけが存在していたのだ。
現に、男同士で飲みにきている客の視線を、類は奪ってしまっていた。
いや、彼女を連れて飲みに来ているオトコの視線も奪ってしまったらしく、彼女との間に険悪な雰囲気を生み出してしまっている。
ガラス張りの店の視界から外れて、街灯からも少し離れたところまで、類はプラプラと歩いて見せた。
湯佐はかなり酔っ払っているらしく、上機嫌で類の後をついて来た。
「友達の結婚式でもあったのか?」
「ええ。まあそんなとこです」
言って、類は振り返った。
ショットバーからそう離れてないところなのに、人気も明りもない、寂しい場所だった。
もともと、うら寂しい場所にポツンとショットバーだけが存在していたのだ。