師匠はコスプレ☆メイ探偵
いつ会社から呼び出しがあってもいいように、ポケットから携帯を取り出して、テーブルに置いた。
「で?今日のは誰なのか、と今日の用事は何なのか、と、どっちを先に聞いたらいいんですか?」
よくもまあ、喫茶店にまでコスプレ姿で入れるもんだとあきれ返って、師匠を見ていると、
「遅かったじゃないか。昼休みに入ってもう十分経っている」
類の目は、テーブルに置かれた、よれよれの汚い帽子に吸い寄せられた。
一体誰なんだ。
過去一ヶ月のデータには無い格好だ。
「お弁当食べてたんで遅くなったんです」
「そうか」
「で、誰なんです?」
今度は師匠の目が、類の携帯に留まった。
「それはナンだ?」
類も、自分の携帯を見る。
「で?今日のは誰なのか、と今日の用事は何なのか、と、どっちを先に聞いたらいいんですか?」
よくもまあ、喫茶店にまでコスプレ姿で入れるもんだとあきれ返って、師匠を見ていると、
「遅かったじゃないか。昼休みに入ってもう十分経っている」
類の目は、テーブルに置かれた、よれよれの汚い帽子に吸い寄せられた。
一体誰なんだ。
過去一ヶ月のデータには無い格好だ。
「お弁当食べてたんで遅くなったんです」
「そうか」
「で、誰なんです?」
今度は師匠の目が、類の携帯に留まった。
「それはナンだ?」
類も、自分の携帯を見る。