壊れそうな運命の恋
〜



休憩時間の音楽が鳴った途端に
緊張感から一気に解放された。



私は、即座に事務所から出て
トボトボと一人で
廊下を歩いていた。



はぁ〜



会社を出て近くのコンビニに立ち寄った。



何か欲しいものが
ある訳ではなかったけれど、
ただ会社という
閉鎖された社会から
抜け出したかった。



ただ それだけ…。







ふと目に入ったのは、
藤山さんが吸っていたタバコ…。



ライターとセットになってるんだ…。







吸っちゃおうかな…。



『これ一つください。』


『ありがとうございます』







もう どうなったっていい…。



そう思った。
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