壊れそうな運命の恋
『なんでもない。
じゃあ飾っておくよ。』


そう言って私は
写真立てに写真を入れた。



『亜季…俺さ今 通信制の学校に行こうとか思ってんだ』



はっ?今 なんと…。



『で?』



また唐突に重大な話をするんだから…。



『だから卒業するまで待ってて』



パシッ



私は抱きついていた
竜二の手を払いのけた。



『なんで急に…』



『母ちゃんが何もしてないなら学校にいけって言うから…』



また出た母ちゃん。
何かと母ちゃんが…っていうのよね…竜二は。



『お金はどうすんの』



『母ちゃんが出してくれる』



御曹司だもんね…。



『仕事は』



『母ちゃんがしなくていいって言ったからしない。』



お金あるもんね…。







はぁ〜
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