「君にキスしたい、『俺とキスしない?』番外編」
やっと唇が離れて、
血走った眼が落ち着いたと思ったら。
「特別は、俺だけで十分じゃん。
何?俺じゃ満足させられない?」
でも。
あの、貼り付けた笑い方。
「ぉ、怒ってる?」
「・・・・・どう見える?」
本当に怖くて、
『笑って』欲しくて
ぁはは~と笑った。
「そっか、俺怒ってるんだ~。
でもそれ誰のせーだと思う?」
「ぁたし?しか居ないよね・・・・」
「そーだよな、りんごのせい。
何でだと思う?」