「君にキスしたい、『俺とキスしない?』番外編」
あたしの唯一の抵抗は
小さな呻き声だけ。
まるで、今のあたしは
ウミト君によって踊らされる
『操り人形』のようで。
本当に息が出来なくて。
やーっと唇が開放されたと思って
深呼吸をしようとしたら。
「はあぁ・・・・
・・・・・ひゃあ!」
いきなりウミト君は首筋に
唇を這わして
あたしは甲高い悲鳴をあげた。
肌蹴るあたしの身体を気にせず
ウミト君は力一杯抱きしめて、
抱き締めて、、、
痛い。
怖い。
嫌だよ。。。
いつもは嬉しい筈なのに
ウミト君の眼が、
雰囲気が、寂しい。
なんか、解んないけどあたし。
そんなウミト君見るの、
哀しいよ・・・
そんなウミト君と。
こんなコト。
したくない。
もっと、
もっと、
もっと、
優しくて温かいウミト君と
抱き締め合いたいのに、、、