君がいて…

｢所詮…結婚相手なんて、私じゃなくてもいいでしょ??そうじゃないとしたら、私のどこがいいんですか??｣
私は、弥矢の両親に聞いた…
｢それは…君は家族思いだ。それに前に付き合っていた彼氏をとても大事に想っていたと聞いた。弥矢と結婚しなきゃいけないから別れたと聞いた…｣
｢誰に聞いたか知りませんが、言ってることが無茶苦茶ですよ??｣
椎夏が言った…
｢私は、確かに家族は大事です。だから、大事にしてます。弥矢君と結婚するから、別れた覚えはありません。逆に弥矢君が助けてくれたんです。前に付き合っていた彼氏は、私に暴力を振るう人だったんで…だから、弥矢君が助けてくれたんです。｣
お父様が唖然としてた…
｢結局…私のどこがいいか答えられないじゃないですか(笑)｣
｢弥矢…弥矢は椎夏さんのどこがいいのだ??｣
初めて、親父に意見を聞かれた…
｢俺は、椎夏といると安心するんだよね。ただ、側にいたい。それに、友だちと幼なじみを凄く想っていて、自分のことのように心配してて…何より、椎夏の笑顔を俺は守りたい。｣
言った瞬間…椎夏が抱きついた…
｢ありがとう…ありがとう…｣
抱きしめ返した時に…
｢弥矢がいるから、パパとママが生きていた時のように笑っていられる(泣)｣
そう言いながら泣き出した…
｢椎夏を俺は守るよ!!｣