君がいて…
蒼君が…
「椎夏は…両親が亡くなった時…まだ中学2年の14歳でした。皮肉も椎夏の誕生日の日に死んだんです…」
弥矢の両親がびっくりしてた…
「嘘…」
静かに続けた…
「寂しい想いをしないように前の日から、椎夏は両親と岳家族の家で1日早い誕生日をしてたんです。椎夏は泊まったんですがね。これは、朔たちの気づかいでもありました。今年の誕生日は家族で祝いたい。だから、1日早い誕生日をして、岳が家まで送った。朔からは"俺たちが帰ってくるまで家にいてくれ"と言われたから家で待ってるつもりだったが、家に入ったその瞬間電話がかかってきた。その電話を岳がたまたま取った。内容は"七海朔さん、偲祈さんが亡くなりました。〇〇病院にきてください"だった…。亡くなって3年…今だに椎夏は自分の誕生日を祝ってない(苦笑)朔たちはわかっていたんでしょうね…椎夏こと…そして岳と紗綾ちゃんが、椎夏を守り続けてくれると…。岳たちは椎夏がしたいようにさせてきた。当時一番、椎夏を安心させたのは確かに前の彼氏だ。でも、両親を亡くした当時と同じ状態にさせたのもその彼氏だ。その度に無意識椎夏は、"パパと行った最後のパーティーの秦野弥矢君に会いたい"と言っていました。心の拠り所だったんでしょね(苦笑)」
「…………」
「椎夏は…両親が亡くなった時…まだ中学2年の14歳でした。皮肉も椎夏の誕生日の日に死んだんです…」
弥矢の両親がびっくりしてた…
「嘘…」
静かに続けた…
「寂しい想いをしないように前の日から、椎夏は両親と岳家族の家で1日早い誕生日をしてたんです。椎夏は泊まったんですがね。これは、朔たちの気づかいでもありました。今年の誕生日は家族で祝いたい。だから、1日早い誕生日をして、岳が家まで送った。朔からは"俺たちが帰ってくるまで家にいてくれ"と言われたから家で待ってるつもりだったが、家に入ったその瞬間電話がかかってきた。その電話を岳がたまたま取った。内容は"七海朔さん、偲祈さんが亡くなりました。〇〇病院にきてください"だった…。亡くなって3年…今だに椎夏は自分の誕生日を祝ってない(苦笑)朔たちはわかっていたんでしょうね…椎夏こと…そして岳と紗綾ちゃんが、椎夏を守り続けてくれると…。岳たちは椎夏がしたいようにさせてきた。当時一番、椎夏を安心させたのは確かに前の彼氏だ。でも、両親を亡くした当時と同じ状態にさせたのもその彼氏だ。その度に無意識椎夏は、"パパと行った最後のパーティーの秦野弥矢君に会いたい"と言っていました。心の拠り所だったんでしょね(苦笑)」
「…………」