君がいて…
「………………」
「ワシが言ったことは…訂正する。」
その場にいた全員が振り返った…
「親父!?」
弥矢のお父様がびっくりしてた…
「実は…結城とは昔からの知り合いでな…さっき電話で呼び出されたんじゃよ(苦笑)」
みんなが唖然とした…………
「椎夏さん…」
「は゛い゛」
弥矢の胸から顔をあげた…
「君には…ひどいことをした…結城に怒られたよ(苦笑)"秦野…お前は、どんだけ七海椎夏から大事な人を奪えば気がすむんだ??俺にとって…椎夏は孫娘同然なんだよ!!椎夏からどんだけ笑顔を奪えばいいんだ??…椎夏の笑顔を返せ!!"と言われた…始めからずっと聞いていたよ…幸補とは婚約しなくていい。弥矢と幸せに暮らして下さい。それが椎夏さん…君から笑顔を奪った、せめてもの償いです…」
秦野のおじいさまが、そう言った…
「裄哉たち…帰るぞ…」
そう言って帰っていった…凄く悔しそうに…
「弥矢…お前はもう秦野の子じゃない…自由にしてくれ…もう会うことはないだろうな(笑)」
そう最後に残して…
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