君がいて…

｢で、どうかしたの??｣
｢何を聞いても驚かないんで、話してください…｣
弥矢がそう言った後、静かに話始めた…

｢今日…弥矢のお兄さんが来た…｣
｢えっ!!｣
｢椎夏と結婚させてくださいってね…もちろん、弥矢と結婚してるから"無理と答えた。"でもな…お兄さんの幸補さんは諦めてくれないみたいなんだ…｣
｢なんで…??｣
｢椎夏と結婚しないと、会社を継げないらしい…おじいさんのお願いという…きっと命令で…｣
｢嘘…｣
｢だから…｣｢俺は、何が何でも椎夏を守ります!!｣
岳ちゃんはびっくりしてた…
｢わかってるよ…こっちには、遺言がある。椎夏の両親からのね♪しかも、誓約書もある。だから、大丈夫。｣
｢俺達は、兄貴と偲祈ちゃんが椎夏を守ったように…今度は椎夏と弥矢の幸せを守る義務が俺達にはあると思ってる。だって…俺達はお前らの親だから…さ。｣
｢岳ちゃん…私は怖い…｣
｢椎夏…｣
｢岳ちゃんたちが…今度は居なくなるじゃないか…そうなったら…おじいちゃんやおばあちゃんにまで迷惑がかかる(泣)｣
そっと…弥矢が抱き締めてくれた…
｢俺が!!椎夏を守る!!七海先生や紗綾さんと一緒に椎夏を守る!!だから…椎夏、笑って??笑顔で乗り越えよ??｣
｢うん…うん…私も、弥矢を守る!!岳ちゃんと紗ーちゃんと一緒に守る!!みんなで乗り越える!!｣
｢お前らのその絆は…けして切ったら駄目だ!!兄貴の…遺言を信じて良かった…な??紗綾…｣
｢えぇ〜本当に…(泣)｣

｢｢どういうこと??｣｣