君がいて…

｢初めて会った人に、家継ぐために結婚しないといけないみたいなこと言われて"はい"なんて言う人いない。少なくても私みたいな反応だと思いますが…｣
椎夏が冷静に答えた…こいつスゲー…
｢それに、私もう結婚してるんで…｣
｢そんなの関係ないって言ったじゃん♪｣
幸補兄さんが、自信満々に言った…
｢離婚してもらわないと♪｣
｢絶対離婚なんてしない!!｣
｢してもらうんだよ(怒)親を使ってね♪｣
すると…
｢契約書…忘れた訳ではないですよね??｣
蒼さんが…口を開いた…
｢!!!!!｣
｢弥矢君のご両親は、弥矢君のやることに口を出さない。結婚のことも知ってる…こっちは、ちゃんと了解を得てるんだよ…｣
｢でも…｣
幸補兄さんは焦っていた…
｢しかも、その契約書は弁護士が立ち会って作成してるしね(笑)｣