Love is
「あ…」
声に誘われて視線をあげると愛美が目を覚ましていた
「おはよう…って時間でもないけどな」
時計の針は1時過ぎを指している
「っ…ごめんなさい。気分どう?」
「朝よりかは」
眠ったせいか少し体が軽くなっていた
「何か食べられそう?一応軽いもの作ったんだけど」
「ああ」
腕に力を入れ体を起こそうとした
「温めてくるからもう少し横になってて」
柔らかい愛美の声にやんわりと制され、寝返りを打つ
キッチンへ向かおうとして、愛美が漸く握られたままになっている手に気づいた