Love is
「笑い事じゃない」
今まで無事にいたことが信じられない無自覚ぶりである
相手なんて気にしないと思っていたが、あんなヤツ
愛美だとどこかほっとけない。
むしろ目を離したらいけない気がする
「ケータイ震えてる」
大地が指差した先でケータイがメールの受信を告げていた
「もしかして彼女?」
「ああ。夕飯何が良いかって」
「俺ハンバーグ食べたい」
「ハンバー……って何でお前の食べたいもの」
「彼女と話してみたいんだよね」
「……聞くだけだぞ?」
確かに愛美が知っておいた方が良いかも知れない
夕飯3人分頼めるか?
窓の外の愛美に視線をやり返信ボタンを押した