Love is
Step 6
side PINK
扉が閉まったのを確認すると三條先輩の待つダイニングへと足を速めた
「ごめんなさい。今デザート出しますね。コーヒーと紅茶どちらにしますか?」
「ありがとう。愛美ちゃんが食べ終わってからで良いよ」
食べかけの愛美の皿を差しながら大地が言った
「ありがとうございます。気にしないでください」
「……お茶飲みながら愛美ちゃんとゆっくり話したいんだよね。ダメ?」
そ、そんな風に言われると……
「すぐ食べますね」
「慌てなくていいよ」
3分の1くらい残っていたグラタンをいつもより早いペースで口に運んだ