―優しい手―









バタン



後ろでドアが開く音がして 私は振り返る



そこには桜木ハヤトがいて……………シュウがいた



シュウは今まで私には見せた事ないぐらい困った顔をして 私の首筋を手の平で圧迫していた



後ろでは相変わらず冷静な桜木ハヤト



“バーカ”


口パクで言う桜木ハヤト





次第に眠気が増し 気が薄れていく



“シュウ………



来てくれてありがとう”





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