―優しい手―
私はハヤトの身体から離れ、ベッドに横たわる
“少し眠った方が良い”
その場を立ち去るハヤトの掴み
“ほんの10分でイイから、隣にいてくれないか?”
ハヤトは笑みをこぼし、ベッドの横に椅子をつけ座った
“悪りぃな…アンタだって暇じゃないだろうに”
“そんな事、気にしなくてイイ。僕が君を呼んだのだから…”
ハヤトは私の手を握り、腰の辺りをリズムよくトントンと叩いた
ハヤトの手も温かい
その温かさに包まれ 眠りにつく