虹色の海 その旅路へ
行けばいい
行ったらいい
キミが望むんだから
行けばいい
きっといいことがあるから
ただ振り向かず
もう振り返らず
まっすぐ前だけを見て
海へと漕ぎだせばいい
キミはそう言って港に佇むボクの背を
ゆっくり優しく押したんだ
ボクはキミの手に押され
船へと乗り込んだ
振り返るな
振り向くな
ただまっすぐ前を見て
ただまっすぐ海だけを見て
キミの航路を進めばいいと――そう言われ
ボクは海へと漕ぎだした