今日から私が


確かに、小テスト2問程間違えたけども!


それ、家でいいじゃない!


「冗談ですよ。……まぁ、何となく理由はわからないでもないですけど」


「えぇ!?」


うー、なんだろ…。


足が重い…。


なんか、敦也ニコニコだし。


嫌な予感しかしないんですけど…。


ドキドキを抑えつつ、社長室のドアの前に立つ。


「……」


私がノックするのを躊躇っていると、敦也がコンコン、と勝手にノックした。


こ、このヤロウ…っ!


「入れ」


「あ、失礼します……」


チラッと横目で敦也を見れば、笑うのを必死に我慢してた。


家に帰ったら、絶対許さないんだからっ!


「あ、遥?いーよ」


……口調が変わっているのは、お気になさらず。
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