今日から私が


「失礼します…」


私が部屋に入ったのと同時に、何かに抱きつかれそうになる。


まぁ、避けてやりましたけど。


いつものことだしね。


「はーるかっ!酷いじゃないか」


「すいません。それより、用事とは?」


軽く凹んでるお父さまは、無視。


こんなのいつもだし、気にすることはない。


「……ん?」


ふと視線をずらしてみれば。


「……」


そこには、驚いた様子でお父さまを凝視する……イケメン。


うわっ!


凄い!


めちゃくちゃカッコいいっ!


敦也もカッコいいけど、この人もカッコいいなぁー。


どーせ、会社の女の人にキャーキャー騒がれてるんだろうな、このヤロウっ!
< 7 / 19 >

この作品をシェア

pagetop