彼が消えない
別れ

「こんなに好きなのに
一緒に居れないの!?」


「ごめん」


彼は上野弘毅。

今 6ヶ月の交際期間に終止符を打とうとしてるあたしの彼氏である。


「結愛だけはずっと好きでいるって言ったじゃん!!離れないって何回も言ってたじゃん!!あれは嘘だったの?!」

あたしは大きな声で涙を流しながら言った。


別に、涙を武器に使おうとか考えてないけど弘毅を説得しているうちに涙が出てきたのである。


今居る場所は弘毅と付き合ってたうちに何回も訪れた、あたしの家の近くの公園。


< 1 / 2 >

この作品をシェア

pagetop