心から好きと言って【完】
康太の家についた。
将が玄関のドアをノックした。
・・・・いないみたい・・・。
玄関の鍵は壊れてる。
将が家の中に入る。
私も一緒に入った。
ドクドク心臓がうるさい。
寝室に入ると身体の震えが強くなった。
将が部屋にかけてあった制服を見つけた。
制服を取ると、将が速足で部屋を出た。
息が苦しかった・・・・。
寝室の中には、私に買った服がたくさん散らばってた。
怖い。
康太の気持ちが怖いよ。
私が将の手を強く握った。
将も握りかえす。
康太のとこには帰らない。
康太と私はもう会わない。