心から好きと言って【完】



将の近くにいられることが、




私は嬉しいから。




康太のことは考えないことにしよう。




・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・
・・





「・・・」




久しぶりに着た制服。




全身鏡の前でクルクルと回った。




「よし・・・」




鞄を持って部屋を出た。




将は、変わらず。




制服を着崩してる。




「・・・行くか」




「うん」




玄関を出た私達。




今日はくもり。




「雨降るかな・・・?」




「さぁな?傘持ってきてね−から振られんの困るし。」




・・・傘持とうよ・・・・。




私は小さめのビニール傘を持っている。



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