心から好きと言って【完】


「嘘、お前痩せすぎ!もっと太れってこと!」



私が考えていたら将がそう言った。



・・・心配してくれた・・・?



ねぇ、将?



心配してくれたの?



「・・・んだよ、俺になんかついてるかよ」



「ち、違・・・」



どうやら、将を見つめてしまっていたらしい。



慌てて顔をそらした。



将とお昼を食べて、教室に帰った。



「帰り、かってに帰んなよ!?」



「・・・うん」



ほら、将は私を幸せにしてくれる。



将はどう思ってるのかな?



私のこと好きじゃなくても、



将と一緒に居たいよ。



教室に入ると、



男の人たちに口を封じられた。



え・・・。



何・・・。



何・・・。



ニヤついた顔で近づく女子。



「あんた、まじ潰すから」

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