心から好きと言って【完】



手をまじまじと見ていた。




「ちげーよ!」




強引に手を繋ぐ将。




え・・・。




えぇ!!




「迷子になると困るからな」




「・・・迷子になんてならないよ・・・」




顔絶対赤いよお・・・・。




嬉しすぎて大変。




将に連れられてきたのはデパート。




「大きいー。」




「だろ?」




繋がれた手が熱い。




二人で中に入って店内をグルグル。




服みたり、雑貨みたりした。




「・・・可愛い」




猫の縫いぐるみの前で足を止める。




「欲しい?」




欲しい?なんて予想外の言葉。




「え?ぃ、いや別に・・・可愛いと思って・・・」



< 121 / 204 >

この作品をシェア

pagetop