心から好きと言って【完】
手をまじまじと見ていた。
「ちげーよ!」
強引に手を繋ぐ将。
え・・・。
えぇ!!
「迷子になると困るからな」
「・・・迷子になんてならないよ・・・」
顔絶対赤いよお・・・・。
嬉しすぎて大変。
将に連れられてきたのはデパート。
「大きいー。」
「だろ?」
繋がれた手が熱い。
二人で中に入って店内をグルグル。
服みたり、雑貨みたりした。
「・・・可愛い」
猫の縫いぐるみの前で足を止める。
「欲しい?」
欲しい?なんて予想外の言葉。
「え?ぃ、いや別に・・・可愛いと思って・・・」