心から好きと言って【完】
好き
・・・。
もうどれくらい歩いたんだろう。
・・・ここ・・・、どこだろう。
暗くて、わからないや・・・。
「・・・・・・・・。」
ポロポロと涙が流れる。
「留果・・・?」
「・・・康・・・太・・・・」
「なんで泣いてんだよ!!?」
走って私のとこに来る康太。
・・・もう疲れた。
「・・・あ、学校ではゴメンな?」
・・・。
私は小さく頷く。
「ね・・・、康太・・・。」
「ん?」
これを言ったら、将は・・・・どう思うかな。
・・・・私・・・もぅ・・・ダメだよ・・・。
「・・・私・・・、康太を好きになるように・・・頑張る・・・。」