心から好きと言って【完】



手を繋いで。



・・・。



気持ちがはずまない。



そうしている間に、学校についた。



「・・・・・・。」



目の前には、女の子に囲まれた将。



ズクンって胸が痛い。



将は笑ってる。



・・・どうして・・・笑っていられるの???



ねぇ、将・・・。



その時、将が後ろを向いた。



胸が高鳴る。



「・・・お前、来いよ。話すことあるから」



冷たい目で私を見つめる、将。



・・・言わなくちゃ・・・。



「俺ついて行こうか?」



康太に言われたけど、断った。



将の取り巻きさんの女の子達は私を睨んでいる。



将の金髪がなびく。



歩き出した将についていく。


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