心から好きと言って【完】

別にいいんだけど･･･。




そう思ったら、なぜか笑えてきた。




「･･･あはは･･･」




「何がおもしろいんだ！！」




そこに康太が帰ってきた。




康太は先生達を無理矢理に玄関の外に出した。




「康太･･･、おかえり」




私が笑って言うと、康太は怖い顔を向けてきた。




「え･･･？」




「なんで開けたんだよ！！！！」




康太は勢いよく私の首を締めた。




「････っくぅ･･･」




苦しい。




苦しい苦しい苦しい。




康太の怖い顔を見て、自分の首が締められてるって考えてたら、正気に戻った。




でも気づいても遅い。




「ぁぐ････！！！･････ゃ････めてぇ････！」




狂ってる康太に私の声なんて届かない。