心から好きと言って【完】



それくらいに・・・好き・・・。




好きで、何か変わるか聞かれたら、変わるはずない。




だって・・・・、




将は、私が好きじゃだもん。




「けほっ、けほけほ!」




・・・。




頭がポーとする。




なんか寒いの増してる。




「・・・・おぃ・・・・」




ぇっ・・・・?




この声って・・・・。




涙をグシっと拭って上をむく。




思わず目が見開く。




だって、そこには・・・傘をさした将がいたから・・・。




「・・・・ゅ・・・め・・・・?」




「・・・冷たい身体・・・」




私の言葉を無視して、将は私の顔を触る。




涙が溢れた。




「・・・・っ・・・・」



< 65 / 204 >

この作品をシェア

pagetop