心から好きと言って【完】
それくらいに・・・好き・・・。
好きで、何か変わるか聞かれたら、変わるはずない。
だって・・・・、
将は、私が好きじゃだもん。
「けほっ、けほけほ!」
・・・。
頭がポーとする。
なんか寒いの増してる。
「・・・・おぃ・・・・」
ぇっ・・・・?
この声って・・・・。
涙をグシっと拭って上をむく。
思わず目が見開く。
だって、そこには・・・傘をさした将がいたから・・・。
「・・・・ゅ・・・め・・・・?」
「・・・冷たい身体・・・」
私の言葉を無視して、将は私の顔を触る。
涙が溢れた。
「・・・・っ・・・・」